第4章 テンプレート編集画面

4.3 列

4.3.1 ID 列

図4.18 ID 列 図4.18 ID 列

概要

IDは、8桁の正数からなるユニークな数字です。 10000000〜99999999の値のうち、選択条件に適合したものがIDとして選ばれます。 選択条件に適合しないものは疑似個人情報のIDとならないため、 疑似個人情報とそれ以外のデータを混在させたときに、疑似個人情報だけを区別することができます。

IDは、次のようにして決定されます。

  1. 8桁の正数を、8文字の文字列とみなして、ハッシュ関数によりハッシュ(16進数表現)を生成する
  2. ハッシュの先頭、または末尾の1バイトが、指定した数のものを選択する

IDのバリエーションは、約560万通り、もしくは、約8440万通りです(「その他のオプション」に依存します)。

ハッシュ関数などの選択条件は、「その他のオプション」で設定します。

データセット

ID列には、データセットの設定はありません。

表記形式

ID列には、表記形式の設定はありません。

区切り文字

ID列には、区切り文字の設定はありません。

その他のオプション - 当該列のオプション

ID列には、その他のオプション - 当該列のオプションはありません。

その他のオプション - 『ID』全体のオプション

図4.19 その他のオプション - 『ID』全体のオプション 図4.19 その他のオプション - 『ID』全体のオプション

■ IDの選択に使用するハッシュ関数

MD5
ハッシュ関数として、MD5(RFC 1321)を利用します。
SHA-1
ハッシュ関数として、SHA-1(RFC 3174)を利用します。

■ IDの選択に先頭の数字を使うか、末尾の数字を使うか

先頭
IDの選択に、先頭の数字を使います。
末尾
IDの選択に、末尾の数字を使います。

■ IDの選択に使用する数

0x0 〜 0xF
IDの選択に使用する数(16進数)をひとつ選択します。

■ IDの選択条件

先頭/末尾が0x0〜0xFのものをIDとして選択する
ハッシュ関数の先頭/末尾が、「IDの選択に使用する数」であれば、IDとして採用します。IDのバリエーションは、約560万通りとなります。

先頭/末尾が0x0〜0xF以外のものをIDとして選択する
ハッシュ関数の先頭/末尾が、「IDの選択に使用する数」以外であれば、IDとして採用します。IDのバリエーションは、約8440万通りとなります。