第4章 テンプレート編集画面

図4.29 住所 列

住所列では、都道府県・市区町村・町名・丁目番地・集合住宅名・部屋番号からなる住所を生成します。 住所の市区町村は、平成17年国勢調査に基づき、各自治体の人口比率に従って決定されます。

住所列で生成された住所は、以下の列の生成に影響します。

• 姓名（都道府県ごとに多く見られる姓）
• 生年月日（市区町村別世代別人口分布に基づいて生成）
• 性別（市区町村別世代別性別分布に基づいて生成）
• 既婚（市区町村別世代別既婚率に基づいて生成）
• 郵便番号
• 電話番号（市外局番・市内局番）
• 銀行口座（主とする県が設定されている地方銀行・農協・漁協の選択）
• 職業（市区町村別世代別就業率に基づいて生成）

住所のバリエーションは、都道府県・市区町村・町名・丁目番地の組み合わせで約230億通り、 集合住宅名・部屋番号の組み合わせで約60億通りです。 そのため、全ての組み合わせのバリエーションは、約1.4×10²⁰通りとなります。

データセット	例
都道府県	東京都
市区町村	千代田区
町名	永田町
丁目番地	３−７−１
集合住宅名・部屋番号	キャピトルヒル１０階
都道府県＋市区町村	東京都千代田区
市区町村＋町名	千代田区永田町
町名＋丁目番地	永田町３−７−１
都道府県＋市区町村＋町名	東京都千代田区永田町
市区町村＋町名＋丁目番地	千代田区永田町３−７−１
都道府県＋市区町村＋町名＋丁目番地	東京都千代田区永田町３−７−１
都道府県＋市区町村＋町名＋丁目番地＋集合住宅名・部屋番号	東京都千代田区永田町３−７−１ キャピトルヒル１０階

表記形式	概要	例
漢字		東京都千代田区
ひらがな		とうきょうとちよだく
全角カタカナ		トウキョウトチヨダク
半角カタカナ		ﾄｳｷｮｳﾄﾁﾖﾀﾞｸ
半角カタカナ （捨て仮名を使わない）	捨て仮名 （促音 （ッ） ・ 拗音 （ャュョ） の小書き表記） を使わない半角カタカナ表記です。	ﾄｳｷﾖｳﾄﾁﾖﾀﾞｸ

住所列には、区切り文字の設定はありません。 なお、「集合住宅名・部屋番号」の前に他のデータが存在する場合は、区切り文字として半角スペースが挿入されます。

住所列には、その他のオプション - 当該列のオプションはありません。

図4.30 その他のオプション - 『住所』全体のオプション

■ 町名のない市区町村を除外するか
　日本の住所には、町名の無い住所があります。 つまり、都道府県＋市区町村＋番地・号のみで構成される住所です。 PPDGenでは、主に丁目番地の値を操作することで、実在の住所と一致しないように工夫していますが、 そのような住所では、実在の住所と一致する確率が高くなります。

除外する

町名のない市区町村を除外します

除外しない

町名のない市区町村を除外しません